城川郷・尾根越えて/中城本家酒造(愛媛県西予市城川町)*価格は全て税込です

    

愛媛県の南西部、西予市の山間に位置する中城本家酒造で酒を醸す中城文吾くんは現在37歳。スキンヘッドのゴツい見た目が印象的ですが(笑)実に繊細で優しい男です。東京農大醸造科を卒業後、新潟の石本酒造さん(越乃寒梅の蔵)で修行し6年前(2010年)に蔵に戻ってからさらに修行を重ねそれまで杜氏を務めていたお父様から引き継いで現在は文吾くんが中心になって酒を醸しています。こだまとの出逢いは8年ほど前に遡りますがそれから付かず離れずお付き合いが続き、初訪問した2年前からさらに関係を深めて今日に至ります。代表銘柄は城川郷(しろかわごう)と尾根越えて。愛媛県産の米(松山三井・しずく媛)と愛媛酵母、そして裏山からの湧水にこだわり、柔らかな酒を醸します。文吾くんを中心に家族3~4名で約150石という少量を生産している小さな蔵は明治31年創業と比較的新しい蔵ですが、美しい蔵の佇まいと建物は古いながらも蔵の清潔さが印象的で、今期は洗濯機や搾り機も一新しさらなる進化を予感させます。文吾くんが目指す酒は今のところ「透明感のある米の旨味」かな。酸を突出させない柔らかな滑らかさが印象的なお酒です。こだまの新しい仲間を、これからよろしくお願い申し上げます。 <平成28年9月記>

 

【2021年追記】

 実は昨年の造りより、家庭の事情で文吾くんが蔵を離れました。現在は文吾くんの前に造りを担当されていた文吾くんのお父さまが製造責任者を務め、ご家族がそれを支えている状況です。近いうちに再度蔵を訪ね、お話を伺ってくる予定です。肝心のお酒のクオリティに関しては全く問題なく、美味しいお酒を造っておられます。

 

 

 

 

 

城川郷 特別純米 尾根越えて 2019/01BY *2020.05.09発売

使用米:麹 山田錦/掛 松山三井 精米:麹50%/掛58%

日本酒度:+2 酸度:1.45 使用酵母:愛媛酵母

火入れ:あり アルコール:15度

酒質:フルーティで軽快ジューシーな中口~やや甘口 お勧め温度:冷◎/常温◎/燗◎

販売予定期間:ほぼ通年

 

価格:1,595円(720ml) 3,080円(1.8L)

 

梨やリンゴを思わせるやや華やかで甘い香りが印象的。スッキリした飲み口、透明感のあるクリアさに加え、ジューシーな旨みが柔らかく、そして深く広がります。丁寧な火入れによるきれいさと滑らかさが相まって優しく飲める仕上がりですが、一年の熟成によるまろやかさと余韻が魅力的…!冷酒ですっきり、常温やお燗では豊かな旨みがじっくり楽しめる幅の広い食中酒です。

 

 

 

城川郷 特別本醸造 28BY *29.07.02発売

使用米:麹/愛媛県産 しずく媛 掛/岡山県産 朝日

精米:麹50%/掛58%

日本酒度・酸度:非公開 酵母:愛媛酵母

原材料:米・米麹・醸造アルコール

火入れ:あり 加水:なし アルコール:15~16度

 

価格:1,320円(720ml) 2,640円(1.8L) *完売いたしました

 

梨や桃のような華やかで甘い香り、柔らかくスッと滑らかな飲み口でありながら、しかし意外なまでに米の旨みが口の中に豊かに広がります。ジューシーな香りを含んだ豊かな味わいなので、印象としてはけっこうカラフル。そして後口をアル添酒ならではのキレで〆てくれます。冷酒でスイスイ、常温やお燗ではふくよかな米の旨さを噛み締めながら楽しめる食中酒です。

 

 

 

城川郷 特別本醸造 原酒 28BY

使用米:愛媛県産 松山三井 精米:麹50%/掛58%

日本酒度:-7 酸度:1.3

原材料:米・米麹・醸造アルコール

火入れ:あり 加水:なし 酵母:愛媛酵母

アルコール:17~18度

 

価格:1,490円(720ml)2,980円(1.8L)*完売いたしました(10/5)

 

本醸造、ではありますがその高い精米歩合と酒質のクオリティから吟醸をも名乗れるのにあえて本醸造という(笑)。愛媛酵母のバナナ系の華やかな香り、ジューシーで厚みのある甘めの米の旨味を低めの酸が柔らかさを演出します。かなりのボリューム、どっしり旨味系ですがアル添のキレが「らしさ」を出し後口に爽快感をもたらします。冷酒もロックも常温もお燗も万能です。